2012年5月8日火曜日

クレヨンしんちゃんの映画について。 よく傑作と名高いオトナ帝国と戦国大合戦で...

クレヨンしんちゃんの映画について。

よく傑作と名高いオトナ帝国と戦国大合戦ですが、個人的に戦国大合戦はあまりパッとしませんでした。
なんというか、クレヨンしんちゃんじゃなくても良い気がします。

只、オトナ帝国は家族愛が素晴らしかったし、超名作だと思います。

同じ意見の方いますか?







戦国に関しては名作という位置づけはかわりませんが、クレヨンしんちゃんでやる必要があったのかと言われれば、その疑問が浮かぶのも解ります。

事実、クレヨンしんちゃんの名を押さなくても、実写化してそれなりに成功したわけだし。

ただ、近年では子供向けや娯楽という部分を強調されすぎていたため、教訓的なものが取り入れられたことと、合戦のシーンがよく戦国ものにある混戦ではなく、リアル(ちゃんと戦国時代の合戦のルールに乗っ取ったと思われる)に描かれていたことも評価の対象になったかと思います。

最後の又兵衛の死に関しては、賛否がありましたし、しんのすけが時代を変革させてしまったことを時代が修正、過去に起きたことをやり直すことができないと言う部分が強調されたところがあったかと思います。

言葉は悪いですが、タイムパラドックスは歴史や世界に対するレイプであり、世界はそれを元に戻したり辻褄を合わせようとする力があると言われていますし、又兵衛の死は逃れられないものであり、又兵衛自身もそれを受け入れ満足していたことで人間性が強調されていたような気がします。

まあ、後味が悪いラストと言えばその通りですが、国を守り、愛する人を守る時間を与えられた男の話になってしまったことは事実ですね。痛快娯楽劇を基本とする作品で、ぱっとしないというのも分る気がします。

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